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(2009/12/2)
さて、「てかけ」シリーズもいよいよ最終章となりました。 一刀両断!てかけの行く末は俺が決める…。 と、その前に今回のアンケートで気付いたことを箇条書きしてみます。 ①「知らない、聞いたこともない」という答えが意外に多かった 話を聞いていると、祖父や祖母がてかけという言葉を使っていたので知っている、という方が多かったので、地域性というよりは家庭環境が知っている知らないの非常に強い要素なのだと思った。 おもしろいところでは、わたしの父は知っていたが、その兄(わたしにとってはおじさん)は知らなかった。 年代も60代・70代でも知らないという方が結構多かったので、やはり環境要因の方が年齢よりも強く作用しているのだろうと推察される。 ②やっぱり、人によって「てかけ」の位置は異なっていた 昨日は5種類に分けましたが、更におおざっぱに分けると肩甲骨に絡んでいる部分が23名。三角筋部と答えた方が11名。大体この2グループに分かれるのだろうと思います。 これはなんでかなぁ~?と考えてみましたが、その人が教わってそのままの状態が持続したことが原因なのだろうか。肩甲骨派と三角筋派の間に争いがなかったとも思われる(争わないか…)。 共存し続けるのだろう、これからも…。 ③手関節、肘関節と答えた方がいた 当初わたしの予想では肩甲骨派と三角筋派の熾烈な票争いになると考えていましたので、この2つの回答には少々驚かされました。 手関節と答えた方はバアちゃんから教わった、と言っていましたので、かなり長い歴史があるのだろう。 ④素晴らしいコミュニケーションという副産物 まぁ、この話を患者さんたちにすると盛り上がる、盛り上がる。「わたしはここ」「おれはここだ」と各々の思い思いの「てかけ」について話をして下さいました。 この話でご飯2杯はイケるっちゅ~感じでしたね。こんなに盛り上がるとはまさか思っていませんでしたので、これだけでこのアンケートをやった価値があったかな?と思っています。 ⑤アンケートにどのようにバイアスがかかるのか こんなに小さい規模のアンケートですらバイアスがなるべくかからないようにするのに苦労しました。 例えば二人同時に聞いてしまうと、それぞれの答えがそれぞれの答えにバイアスをかけてしまうこと。 なるべく自由に答えられるようなアンケート用紙の作成やアンケートの説明の仕方。 アンケートを答えてもらったあとのフォローの仕方、等々難しかったです。 自分でやってみると、世に出回っている全てのアンケートの見方も変わってきますね。これに気付いただけでも収穫あり、と思います。 「てかけ」だけに限らず、腰という概念も非常に曖昧なのだろうと推測されます。背中と腰の境界は?臀部と腰の境界は?と考えてしまいます。このアンケートの結果を踏まえると多分、一億二千万の『腰』があるんだろうと思われます。 施術に当たる際はそのことを念頭に入れていきたいと思います。 南魚沼市の民よ、迷うことなかれ…。 「てかけマスター」のわたしがてかけ戦国時代に終止符をうったる…。 …。 ……。 目をつむってごらん…。自分の思う「てかけ」にそっと手を当ててごらん…。 そこが「てかけ」だよ…。南魚沼市民の数だけあるんだよ…。正解なんてないんだよ…。 「ナンバーワンにならなくたっていい、もっともっと特別なオンリーワン…」 「一位じゃなきゃダメなんですか?二位じゃだめなんですか!?」 アンケートにお答えいただいた皆様、ありがとうございました。 ちゃんちゃん♪
by couching-of-pain
| 2012-09-28 11:38
| 記録用記事
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