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(2008 12月27日の記事)
明確な外傷があり(傷口がパックり開いているとかメチャクチャ腫れているとか)誰から見ても「これは痛いな」というものは本人が痛いと言わなくても、その痛みは何らかの形をとって相手に伝わるものですが、いわゆる慢性痛というものは、そのほとんどが目に見えません。 そうなると、その本人が「痛い」と言葉にして発するとか患部をかばう動作をするとかしないと、それは痛みとして外在化しません。ということはその痛みはこの世の中に存在しないことと同じになるわけです。 大袈裟に言えば痛みというのは、本人が痛んで更に反応することにより始めて成立するわけです。 今日はこんな感じで痛みという感覚とその反応についてお話させて頂きます。 反応としての痛み 私も以前こういう青年を診た事がありました。 両膝の痛みを訴えてはいたのですが、訴えてきた原因もずっと以前のものだし、触診や視診にもこれといった異常は感じませんでした。 座ってじっとしていると痛み出す、という話だしなんだかな…。と問診を続けていると、意外な事実がわかったのです。 彼は高校卒業の頃、「Ⅰ型糖尿病」を発症したそうです。(現在は大学に普通に通っている) その話を聞いて私はハッとしました。 糖尿病の合併症に「動脈硬化性疾患・糖尿病性足病変」というものがあり、重症になると脚が腐ってしまい、脚を切断しなければならないという状態があることを思い出しました。 「このことを彼が知っていれば…。痛みの元になり得るな…。」 でも、知らなかったら余計に心配し不安になり、痛みが増すのではないかと思いました。が今、こんなにネットが普及している中で糖尿病で検索をかければ一発で出てくるのではないか…。 迷ったあげく、初診の時はそれに触れずにいました。 次に来院されたときにさりげなく「XX君は、パソコンするの?」と聞いてみました。答えはもちろん「する」とのことでした。 それならば話をするのがベストではないかと決心し、痛みと心の不思議な関係の話をしました。彼もやはり合併症のことは知っており、不安に思っているとのことでした。 それから何回か通院してもらい、二人で話をしました。痛みは段々感じなくなったようで痛みと心の話も納得していたようです。 この様に痛みと関係ない疾患が、その意味を超えて関係する部位の痛みとなって現れるケースは少なくないはずです。 これは、上手くいったケースで下手をすれば、不安を掻き立てて更なる痛みのスパイラルに患者さんを巻き込むことになるでしょう。それだけはこれからもずっと避けなければならないな、と肝に銘じました。 大変貴重な臨床体験でした。 私はもちろん糖尿病の治療も投薬もできませんが、痛みに対する不安を取り除くことができると思いました。 こないだ彼を見かけましたが、一生懸命自転車をこいでいましたので、膝のほうはバッチリなのでしょう。 よかった、よかった。 (追記) この記事を読んでいて思い出したのですが、私がまだ専門学校のピッカピッカの一年生だったころのこと。 超体育会系の校風に慣れずに四苦八苦する毎日だったわけですが、その日は先輩を自転車の後ろにのせてバイト先まで送らなければならないというバリバリの仕事があったわけです。 先輩の待つ寮まで急いでチャリを漕ぐ私。遅れたら大目玉、どころの騒ぎじゃありません。スキンヘッドにさせられてしまいます(経験済み)。 死に物狂いで自転車を漕いで交差点を横切ろうとした、その瞬間…。 「ガッシャ~~~ン!!」 タクシーに横から衝突されてしまいました。 いや、私がよく確認しないで急に飛び出した、感も否めませんがとにかくクラシュ!! ふっ飛ばされたわけでなく、逆にタクシーの下に自転車ごと半身潜り込んだ形のクラッシュでした。 左半身をしこたま擦りむいたわけですが、その時私の脳裏によぎったのはマツムラ先輩(あ!?)の顔でした。 降りてきたタクシーの運ちゃんの「大丈夫か!?」の一言に喰い気味に「僕は大丈夫です!急ぐのですいません!!」と言い残しタクシーに半分飲み込まれた自転車を引きずり出し、マツムラ先輩の待つ寮まで泣きそうになりながら走りきりました。 いや、そりゃ痛かったですよ。でも“痛み反応”をしている場合じゃなかったわけです。 まさか先輩に「タクシーに轢かれたので…」とも言えず何事もなかったようにマツムラ先輩をバイト先の焼き鳥大吉まで自転車の後ろに乗せてデリバリーさせて頂きました。 状況や環境によって痛みは様々に形を変える「アメーバ」のようなものと考えた方がよいでしょうね。 これが、痛みのTPO。
by couching-of-pain
| 2011-05-26 09:17
| 痛みとは…
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